立命館大学(2020年度)の全学統一方式での合格最低点が発表されました。
問題の難易度や志願者数・合格者数などで合格最低点は上がったり、下がったりしますが昨年(2019年度)は上がっている学部が多かったです。今年(2020年度)どうだったか見ていきましょう。
目次
全学統一方式(文系)
法学部・映像学部(衣笠キャンパス)
法学部・映像学部も昨年より上がっています。過去5年間で一番高かったです。
産業社会学部(衣笠キャンパス)
産業社会学部では、2016年度と2018年度の合格最低点が低く、2019年度は結構高かったです。今年(2020年度)は現代社会・メディア・スポーツは下がりましたが、子ども社会・人間福祉は上がっています。その中でも人間福祉は毎年上がっています。
全学統一(文系)350点満点 (衣笠キャンパス)
全学統一の文系では満点が350点の学部、学域があります。
国際関係学部・文学部国際文化学域・文学部国際コミュニケーション学域の3つです。いずれも国際と名が付き、英語が150点満点と30点高い配点となっています。
文学部は国際文化学域も国際コミュニケーション学域も同じような合格最低点のアップダウンですが、国際関係学部は毎年少しずつ上がってきてる感じですね。
英語が150点満点中、どのくらい取ることができればいいのかということですが、このグラフは合格者の平均点です。平均点ということなので、これより高い点数の人も低い点数もおられますが、目安となると思います。
昨年(2019年度)はやはり平均点も高いですね。今年は少し下がりましたが、それでも国際関係学部の得点率は79.6%と高い傾向にあると思います。当然のことながら英語の完成度は高くないと難しいですね。
文学部 (衣笠キャンパス)
国際文化学域と国際コミュニケーション学域を抜いた320点満点の文学部です。
過去5年間、どの学域も同じようなアップダウンをしてますね。この中でずっと高い合格最低点の学域は日本史研究学域です。ただ今年(2020年度)の一番高い学域は、わかりにくいですが、240点の言語コミュニケーション学域でした。
いばらきキャンパス
いばらきキャンパスは経営学部(国際経営学科、経営学科)・政策科学部・総合心理学部の3つの学部があります。経営学部は国際経営も経営も昨年より上がっていますね。
総合心理学部と政策科学部は昨年より下がっています。しかし総合心理学部は人気もあり合格最低点は高いですね。
びわこ・くさつキャンパス
びわこ・くさつキャンパスの文系は、経済学部(国際専攻、経済専攻)・スポーツ健康科学部・食マネジメント学部の3つです。
経済学部は年々上がったきています。スポーツ健康科学部は昨年(2019年度)に一気に上がり、今年も少し上がりましたね。
食マネジメント学部も毎年上がってきています。
全学統一方式(理系)
理工学部(びわこ・くさつキャンパス)
理工学部は昨年(2019年度)の合格最低点のアップがとても目立ちますね。
20点~30点も上がりましたね。その反動でしょうか??今年(2020年度)はすべての学科、コースで下がりましたね。しかし2018年度までは下がらなかったですが、たった1つ機械工学科だけは2018年度より下がりました。
建築都市デザイン学科は、ずっと高い合格最低点ですね。
(数学コースとデータサイエンスコースは今年から数理科学科が2つに分かれたコースです。なので昨年までの合格最低点はどちらも数理科学科のものです)
生命科学部(びわこ・くさつキャンパス)
生命科学部も昨年の合格最低点はすごいですね。どの学科も2018年度から30点以上アップしています。
今年(2020年度)は2018年度までは下がらなかったですが、すべての学科で下がりました。生命医科学科は昨年も今年も一番合格最低点が高かったですね。
情報理工学部・薬学部(びわこ・くさつキャンパス)
薬学部(薬学科)は昨年より下がってますね。
情報理工学部と薬学部(創薬科学科)は上がりました。
まとめ
全学統一方式の文系と理系での合格最低点を見てきましたが、今年(2020年度)は昨年(2019年度)より文系は上がり、理系は下がっている学部が多かったです。
理系については昨年の合格最低点が2018年度より大きく上がったところが多かったので、今年は2018年度水準まで戻ったかなという印象ですね。
来年2021年度は、新型コロナウイルスの影響でどのような入試になるのか不安だと思います。例年だったらもうすぐ夏休みに入るころですが、今年は夏休みが短い学校も多いと思うので、ここで時間をとって勉強ということができないかもしれませんが、通学時間などをうまく利用してコツコツ頑張ってください。